全国エリアに対応
全国のお墓の相談から見えてきたお墓掃除の気を付けるべき要素、自分で掃除するメリット・デメリットを含め、作業スタッフが実際にお墓を清掃する際に使用しているツールをご紹介します。
お墓掃除の
気を付けるべき
3つの要素
墓石の特長をよく知らない
失敗する人がやりがちなのが、よくわからないからと自己流でやったり、間違った情報を鵜呑みにしてしまうことです。技術的な知識は不要ですが、 自分の墓石の材質や表面の加工方法なのは理解しておきましょう。そうすれば正しい方法でお墓をキレイにすることができます。
「墓石の特長」はこちら間違った掃除道具を使っている
お墓がコケなどでひどく汚れているからと強力な薬品や道具を使用して1回で落とそうとするのではなく、お墓を傷つけない自分のできる範囲でキレイにすることで失敗のリスクは小さくなります。
お墓だけを掃除する
お墓掃除は墓石だけキレイにしたらいい。そんな風に思っていませんか。実は墓石の周辺、玉砂利や植木、落ち葉などの手入れも重要です。 全体をキレイにしていないため、キレイにみえない失敗する最大の原因なのです。
自分で掃除する
メリット・デメリット
メリットは
「安さ」と「融通さ」
自分で掃除するメリットとして、「費用の安さ」と「作業の融通さ」の2つがあります。
自分で行う場合、かかる費用は数千円で済みます。かかる費用と言えば、掃除道具とガソリン代、お花代などぐらいのものだからです。
また、自分で行う場合は、重点的に掃除をしたい場所など、その場の自分の判断で行えます。
デメリットは
「品質」と「重労働」
自分で掃除するデメリットとして「掃除の質」と「重労働の作業」の2つがあります。
自分で行う場合、専門家と比べると、どうしても掃除の質は下がってしまいます。また正しい掃除方法を行ってないためにシミなどの汚れがひどくなるケースもあります。
また、自分で行う場合は、蓄積された汚れを落とすために力任せに擦り部分的にキレイになったり、体力的な問題が発生したりして思うように作業ができないことがあります。
汚れとりとり棒(幅広タイプ)/汚れとりとり棒
お墓の表面に付いた汚れを
先端の刃でこすることで
簡単に落とすことができます。
刃は特殊なガラス繊維でできているため、
お墓を傷つけません。
特徴
特殊な樹脂の刃
汚れた場所を水で濡らして軽くこするだけで、特殊なガラス繊維と樹脂の刃が、直接汚れを落とします。
薬品不要
薬品を使わないので、お墓にシミが残りません。
コンパクト
手のひらサイズに収まるので、使いたいときにすぐに使えます。収納場所にも困りません。
汚れとりとり
クリーナー・シリーズ
汚れ取りクリーナ・シリーズ
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石材に付着したシミ、汚れ、油などに対して強力な浸透力、乳化力、優れた分酸性で石材を傷めずに洗浄します。※頑固な汚れやサビ等には石材用汚れとりとりク リーナー(酸性)をご使用ください。
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石材についたシリコーンを除去できます。
※大理石には使用しないでください。艶が落ちることがあります -
強力な汚れ落とし洗浄剤です。タイル、御影石などについた鉄サビや水アカの汚れを落とすことができます。
※夏場は反応が早いため、施工面積を細かく区切って使用してください。(石材がヤケる可能性があります。) -
御影石、タイル、コンクリートなどのエフロレッセンス(白華)の除去することができます。
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大理石、御影石、タイルなどについたサビ、黄ばみの汚れ落とし剤です。アルミやステンレス、真鍮などに付着したサビの汚れを落とすことができます。)
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内部に浸透して撥油性と撥水性を持った保護層を形成し汚れの浸透を防ぎます。そのため、凍結によるひび割れや風化、エフロレッセンス(白華) の抑制し保護します。
一般的な墓石に使われている御影石の特長と
清掃方法について紹介します。
実は石は穴だらけ。
天然石材には、細孔(さいこう)と呼ばれる細かい穴が開いており、吸水性と浸水性を持っています。言い換えればこの細孔は石材の一方から反対側まで突き抜けているのです。よって汚水などが石材表面から細孔を通って内部まで入り込んだり、逆に地中の水分を吸い上げることによりシミやサビ、ヒビ割れの原因になります。
シミを落とすことは難しい。
細孔はすべての石材に存在します。内部に入った汚れを落としにくいのはもちろん、石材の種類によって性質が異なるため使用する薬品や資機材に制限や注意が必要になります。そのためシミを落とすには専門の知識を持った方に依頼することが大切です。
墓石の表面の違いについて。
お墓に使用される御影石には大きく分けて2つの加工方法があります。表面を鏡のように磨き上げられた「鏡面仕上げ」と凹凸のある「バーナー仕上げ」です。そして加工方法によっても清掃方法も変わってきます。
鏡面仕上げのお掃除方法。
「鏡面仕上げ」の場合、石の光沢を保つようにお掃除しなければ行けません。そのため傷をつける可能性のある金属タワシや高圧洗浄機などは控え、柔らかいスポンジなどをご使用ください。
バーナー仕上げのお掃除方法。
「バーナー仕上げ」の場合、表面の凹凸に汚れが付着し取り除きにくいです。そのためブラシやホウキの毛先があまり硬くない物をご使用ください。